ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「私のペットは食用牛」


日本/公演中(ソワレ/再演)/劇団蒼天の猫標識(いば正人作・演出)


ペットとして牛が流通するパラレルワールドで、ペットショップに牛を買いに来た女の物語。名古屋の劇団、初観劇。
常識を静かに揺さぶってくる。我々が認識しているペットとは何か。仮に動物を所有することとするならば、相手を束縛する恋愛関係とどう差異を見出すのか。劇中では示唆に富んでいながら、説明はしてくれません。雰囲気で醸し出すのもいいけれど、もう少し語ってほしいなと思います。
主役にまとい。元旦那役の二瓶翔輔のポジションが救い。