「めまい」

米／'５８年製作／アルフレド・ヒッチコック監督

高所恐怖症の元刑事が、古い知人の依頼で幽霊に憑かれたという妻の尾行を始めたことから事件に巻き込まれていく。
ミステリーかと思いきやサスペンスで結局ミステリーなお話。ジョン・スチュアートのいっちゃった演技が本気で怖い。過去に囚われ、ストーカーして出会った面影の似ている女性にイメージを押し付けていく過程はなんともサイコで、物語の核心よりもそちらの方が気になってしまいました。しかし高所恐怖症は治るのものなのか、と同じく高所恐怖症の自分ですが、でもこんな体験は勘弁。
高所恐怖症によるめまいの表現が"引き上がる"ようになっていたのが自分の感じ方と異なっていて面白かったです。僕は"吸い込まれる"感じがするので。