英/’38年製作/アルフレド・ヒッチコック監督
走行する列車の中で失踪した女性をめぐり企てれた陰謀を暴く。イギリス時代のヒッチコック作品です。
直前まで親しく話をしていた人間が忽然と消えてしまう。同じ客室に居たはずの人々も知らないと言う。自分の気が狂ったのではないかという恐怖から、少しずつほころびを見つけ出していくのはミステリー小説の読了感さながら。ただ、車内の謎解きから一転銃撃戦になるのはあまりしっくりこなかったです。エンターテインメント性を高めるためなんでしょうけど、なんとなく蛇足気味。
マーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレーヴ。消えた老婦人にメイ・ウィッティ。