ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「知りすぎていた男」

知りすぎていた男 [DVD]
米/'56年製作/アルフレド・ヒッチコック監督


ロッコで重大な事件に巻き込まれた夫婦がロンドンで犯人たちと対峙する。
伏線がそんなにあるでもなく手法に斬新さがあるでもなく、ただテンポがよくて面白い、というヒッチコックのイメージとはちょっと違った映画でした。夫婦が共に短気、というのが伏線になっているのが気が利いてて楽しいですね。でもそんなに"知りすぎ"てもないように思うのですが。犯人側も国際的な大がかりな犯罪なのにもかかわらず結構行き当たりばったりなのが欠点かしら。
ジェームズ・スチュアートは何度見てもかっこいいとは思えないのです。