ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「エネミー・オブ・アメリカ」

エネミー・オブ・アメリカ (字幕版)
米/'98年製作/トニー・スコット監督


監視社会のアメリカで、政府の諜報部の陰謀に巻き込まれる男の逃走劇。
これが20年前の映画かと。何気ない日常にするりと忍び込む悪意ある監視は、私欲のために使われているからこそ勧善懲悪ものになりますが、これがタイトルどおり「国家の敵」と位置付けてしまえばどんなことでも許されるのではないかと戦慄を覚えます。いわゆる「一般市民」なんて存在しないということを突き付けれました。
ウィル・スミスは真相を知らずに巻き込まれる役が似合う。