「おとうと」

日本／'６０年製作／市川崑監督

おとなしい姉と不良の弟の姉弟愛を描く。山田洋次もリメイクした作品です(過去の日記→id:totte:20151026）。
不出来な弟だからこそかわいいという映画。家族ものでありながら、父親は病気がち、後妻の母親は友人に陰口をたたくなど、あまり恵まれていないなかで、迷惑をかけ続けた弟も結核に倒れてしまう。そんな弟の看病で、お互いの腕をリボンで結んで眠る。山田版でもこのシーンだけ鮮明に残っており、名シーンなんだと思います。
岸恵子と川口浩。