ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「平成二十八年度 文楽 地方公演 夜の部 「近頃河原の達引」」

日本/公演中/文楽協会


誤って人を殺してしまった男を描く一幕と、そんな男を待ち続ける女とその家族を描く二幕。全国巡業公演だとか。
一幕はシリアス路線で、逆恨みされるわ、無理難題を吹っ掛けられるわ、殺されかけるわ、殺しちゃうわ。それに対して二幕は一転コミカルに。特に、女の兄である与太郎の小芝居が多すぎて、良くも悪くも気になって仕方ありません。最後の祝言の猿回しは現代風にアレンジしているのか、わかりやすいドタバタ笑いを挟みつつ、なんともほほえましく観ることができました。
文楽を気軽に観ることができる機会があるのは良い。ただ、謡い手さんがピンと来ず。