ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「HERO」

日本/'15年製作/鈴木雅之監督


型破りの検事が、治外法権の大使館相手にとある交通事故の真相を暴くため立ち向かう。人気TVドラマの映画化です。
ドラマは観ておらず、ほぼ予備知識なしでの鑑賞。正義感とか熱血とかではなく、ただマイペースな主人公像なのですね。そんな彼を見て周りが「しょうがねえな」といいながら自ら巻き込まれていくという点で、スーパーマン的な「HERO」ではなく、憧れとしての「HERO」なのでしょう。内容は薄っぺらく、アップとスロモ多用のTHE・テレビ映画には辟易しますが、まあこういう娯楽映画があってもいいと思います。
木村拓哉役の木村拓哉松たか子は作り過ぎかな。検事仲間の演技がうるさくてにやける。