ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「プラダを着た悪魔」

プラダを着た悪魔(特別編) [DVD]
米/'06年製作/デイヴィッド・フランケル監督


アメリカが誇る超一流ファッション誌に就職したダサい女が、悪魔のような編集長のもとで自分の生き方を探す。
「仕事」とは何かと考える。労働の対価としてお金が支払われる。果たしてそうなのだろうか。この映画を見る限り、対価はお金だけではなさそうである。唯一無二の才能をもつ女と、それに必死でしがみつく女。どちらの働き方も死んでも御免だけれど、最高に輝いて見えるのは、きっとそこにあるのが「今それをしなくてはいけない」という確信だからだと思います。そういう生き方をしたい。
アン・ハサウェイが目の前で変身するのを見届ける。メリル・ストリープの怪物さは異常です。