ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「大学生」


日本/公演中/孤独部(かしやましげみつ作・演出)


大きな地震の影響で過激的な市民運動が再発した日本の大学で、軽音サークルに通う若者の一年間で変わったものと変わらないものを描く。
3.11は「大学生」のモラトリアムを揺さぶれたのか。果たしてそれはどこに向かう/向かったのか、を考えさせられました。あえて語らずの方針は構いませんが、それにしても語れていないだけなのではと穿つ。何かに目覚めた者、何かに拒否反応を覚えた者。周囲の環境は大小刻々と変化しており、「何も変化のない者」というのは存在しえない。あとはどう感じ取るか、そこに望みを託します。
観たことのある役どころオンパレード。