ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版」

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 (字幕版)
西独/'87年、'08年製作/パーシー・アドロン監督


ラスべガス近くの砂漠にあるさびれたモーテル付きカフェ・レストランに集まる訳ありの人々とドイツ人女性の交流を描く。
カット割が独特でまさにセンスのかたまり。旦那と喧嘩した中年女ふたりの物語ながら、ネイティブアメリカンやハリウッド崩れのじいさんなど周りの人々が魅力的なのが大きい。海外からのストレンジャーが突如放りこまれることでバラバラだった人々がひとつにまとまっていく。しかしその一方で、家族とはストレンジャーの集合体に過ぎないことに気づかされます。だから、分かり合える。音楽が印象的でした。
表情からガラリと変わっていく様。特にマリアンネ・ゼーゲブレヒト