ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ミッドナイト・イン・パリ」

ミッドナイト・イン・パリ [DVD]
米・スペイン/'11年製作/ウディ・アレン監督


小説家志望の米国人が旅行で来た憧れのパリの街でタイムトラベルする。
「古き良き時代」への皮肉はつまりアレンの人生賛歌でもあります。20年代パリに迷い込んだ男はヘミングウェイフィッツジェラルドピカソら尊敬する芸術家が闊歩する世界に目を奪われる。しかしそこで出会った魅力的な女性はベル・エポックの時代に憧れを抱き、その時代はルネサンス期を黄金時代と呼ぶ。つまりはそういうこと。変わらず魅力的な現代のパリの映像に酔いしれればそれで良いのです。
豪華な出演陣。いえ、もちろん登場人物もですが。特にキャシー・ベイツの存在感は圧巻。