2015-03-17 「横道世之介」 日本/'12年製作/沖田修一監督 会う人をみんな笑顔にする青年の学生時代を切り取る。吉田修一の同名小説の映画化です。 つかみどころがないし大きな印象もないけれど、ふと過去を振り返ったときに「あんなやついたよね」と思い出話に花が咲く存在ってきっと誰にでも一人はいるのではないでしょうか。死んだ時に泣いてもらうのはなく、笑ってもらえるというのがこんなに幸せなことだなんて。キラキラしたその一瞬は永遠ではないけれど、だからこそ大事にすべきものだということをストレートに教えてくれました。 高良健吾と吉高由里子。この吉高はあまりハマらない。友人役の綾野剛が良いアクセントでした。