ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「こどもの一生」

日本/'12年公演(再々演)/G2プロデュース(中島らも作、桝野幸宏潤色、G2演出)


粗筋は過去の日記からどうぞ(→id:totte:20090627)。中島らものサイコホラーな人気作をキャスト一新で、初演、再演と同じくG2が演出したものです。'98年再演版を映像で観てます。
毎度おなじみの大味なG2演出。今回は良い方に転がらなかったようです。前に観たときも思ったのですが、この作品が何故これほど名作のように語られているのかがさっぱりわかりません。ぶっちゃけたいした作品ではない。今回は特にパルコによる商業キャストだったためオバカさシーンも薄めで物足りず。パフォーマンスと楽曲はいいなと思ったらそれぞれ小野寺修二と和田俊輔でした。彼らは一度ちゃんと観てみたいと思う。
比べるのもどうかと思いますが、山内圭哉では古田新太が演じた山田のおじさんの怖さは出ない。どうもギャグっぽくなってしまう。