ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「エターナル・サンシャイン」

エターナルサンシャイン DTSスペシャル・エディション [DVD]
米/'04年製作/ミシェル・ゴンドリー監督


衝動的に向かった海辺にひとり居た女性、彼女と出会ったことで忘れ去られていた過去が甦る。『マルコヴィッチの穴』のチャーリー・カウフマンが製作総指揮のラブロマンスだそうで。
変化球な純愛もの。前知識なく観たら予想外の展開に脳内揺さぶられっぱなしでした。人間とロボットの違いとして「記憶」というのがよくあげられますが、ロボットのように強制的に記憶を消去できるとしたらそれは人間にとって「幸せ」なのだろうかとの問いかけに、僕はまだ答えを見つけられません。総て、とは言わないまでも「今」が幸せであるべきだとは思う。そして出会いは偶然ではなく偶然とみせかけた必然なんだという乙女チックな考え方は嫌いではない。
朴訥なジム・キャリーは好きです。ケイト・ウィンスレットもいいけれど、僕はキルスティン・ダンストをとる。