「ソーシャル・ネットワーク」
米/'10年製作/デヴィット・フィンチャー監督
利用者5億人超えの世界最大のSNS「フェイスブック」がどうやって出来たかの光と影を描く。米国最年少億万長者である創造者マーク・ザッカーバーグを取り巻く実話に創作を加えてのアカデミー3冠作品です。
これだけの速さで映画化された偉人伝がかつてあったかしら。その期間、2004年に創業してわずか6年。ネットの拡散スピードは異常です。天才=変人とはよくいったもので、まだ最近のことなので登場人物を描くのも大変気を使った跡が垣間見える中、主人公については結構キツめに描いていてしかも現実味があって面白かったです。アメリカの訴訟社会っぷりには辟易しますが。
ザッカーバーグ役ジェシー・アイゼンバーグの小憎たらしさとクレバーさと引きこもり加減が絶品。知りもしない本人その人に思えてしょうがない。