ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「土管2011」


日本/公演中(再々演)/劇団B級遊撃隊(佃典彦作、神谷尚吾演出)


マンションの一室の天井に突然現れた土管と繋がる異世界との交信。愛知を拠点に広く活動する人気劇団「劇団B級遊撃隊」の代表作の全面改訂版です。初観劇。
SF風味で「イキウメ」みたいなんだけどまた違う独特の雰囲気をもっていて。いい年した大人が全力で身体張ってたり、愛すべきダメダメ性格設定だったり、むちゃくちゃ笑ったにもかかわらず絶対「コント」にはならないのが凄い。二つの世界が同時進行しても見づらくないというのも驚きです。未来に変に希望を持たず"今"を生きる、という選択に非常に共感を覚えました。天国から聴こえる忌野清志郎の歌声がずるい。
現実組よりも異世界組の方が好きです。男どものやり取りが全部ツボでした。