英/'97年製作/ピーター・カッタネオ監督
工場が閉鎖され失業したゴクつぶしの男たちが金を稼ぐために男性ストリップに挑戦する姿を描く。
設定はトんでいますが、中身は家族の交流を描いたまっとうな人間ドラマとなっています。仕事にありつけなくて段々自分に自信がもてなくなっていくのは現代日本が抱える問題と同じで、生気のなかった彼らが「目標」をみつけることで活き活きとしてくる描写はその答えのひとつに違いありません。「フル・モンティ=すっぽんぽん」ということで、ありのままの自分を見せろというメッセージが込められていたように感じました。
あれだけカラッと明るいんなら観てもいいなと。