アニメ「ウォーリー」
米/'08年製作/アンドリュー・スタントン監督
生命体の存在しないゴミに埋もれた地球で働くゴミ処理ロボットが生命体を探す探知ロボットと出会い互いに惹かれあう。CGアニメ最高峰のPIXERがおくるロボットによるラブストーリーです。
これだけ台詞がなくても感情が伝わるし、笑いどころが沢山あるし、というのは凄い。とにかく脚本が巧いのと、ウォーリーのデザインの勝利だと思います。キューブリックの『2001年宇宙の旅』へのオマージュではあるのですが、いわゆる「スターチャイルド」に進化する人類像ではなく地に足を付けた人類の挑戦を描いたのはきっと「希望」を多量に込めてなのでしょう。こんな希望なら信じてもいい。
艦長も良い芝居をしているのですが、やはりロボットたちの活躍あってこそ。それぞれの特性を活かした活躍をみせてくれるとともに、エンドロールでは活用までしていてとても楽しいです。