ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ねらわれた学園」

ねらわれた学園 デジタル・リマスター版 [DVD]
日本/'81年製作/大林宣彦監督


突然超能力に目覚めた少女が、高校を支配しようと企む異星人と戦うSF学園ドラマ。
なんというC級。時代を感じる特殊効果表現に笑いを通り越して、もはや一周して感心しますね。学習塾を装い学生を集め洗脳し、生徒会を乗っ取り風紀を正す。世界征服をもくろむにあたって次世代を担う子供から調教していこうなんて、なんと戦略的な異星人なのだろうか。あれだけ超能力が使えるのに。学園の雰囲気は「うる星やつら」そのもの。というか、物語の展開の仕方やカットの構図や、感心してしまった表現方法もそれっぽいのです。実写化といってもいいのではないかしら。こういう作風は嫌いじゃないけども。
薬師丸ひろ子がどう見ても可愛いと思えないのです。ああいうタヌキ顔は好みのはずなんですけど。しゃべり方が気になる。