ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「レオン」

レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション [DVD]
米/'94年製作/リュック・ベッソン監督


殺し屋の男がませた少女と出会い一緒に生活するなかで、生きる希望を見出していく。ナタリー・ポートマン13歳のデビュー作としても有名なリュック・ベッソンの代表作です。
主人公をただの殺人マシーンにしなかった点が良かった。映画を観ては感動し、少女の"女"の発言を聞いてはミルクを噴く。その人間的な部分があるからこそ深い穴が際立っていたのだと思います。さらに自分自身で感情を抑制し黒ずくめの服に身を包んだ男に対して、周囲から抑制されていた少女のポップな衣装が非常に印象に残ります。ラスト、学校という抑制の場へ自分の意思で帰る少女の姿に経験した優しさと強さを大いに感じました。
ジャン・レノは今と変わらない。ナタリー・ポートマンは今の方が可愛いかも、でもそれでもやっぱり可愛い。