「呪いの姫子ちゃん」

日本／公演中／神戸大学自由劇場(末満健一作、塗師大貴演出)

世界中から嫌われる魔女っ子と純粋な盲目の王子とのラブ・ファンタジー。劇団「ピースピット」末満健一の戯曲を神大自由劇場が上演したものです。
末満脚本は２作目の観劇、でも変わりばえしなくてあんまり好きじゃない。充分ポップだし登場人物一人ひとりにスポットがあたる描き分けもどちらも好みのはずなのにそそられないのです。今公演に関しては、衣装が良かった。肝である世界観の構築には成功してました。でも場面毎の美しさが足りず。それなりの広さがあるのにごちゃごちゃして見えたり映えなかったりと、雰囲気を作れていた分余計気になりました。
姫子ちゃん役簗瀬仁美のみてくれ勝ち。彼女ひとりで作品全体でしょう。悪魔ヨナルデパズトーリ役川原崎真夏もマスコットにしたいくらいかわいらしい、男だけど。贔屓のうえしライダースーパー１は今回も卑怯、最高。