ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「古田新太之丞 東海道五十三次地獄旅〜踊れ!いんど屋敷」

日本/'00年公演/劇団☆新感線(中島かずき作、いのうえひでのり演出)


大江戸三馬鹿泥棒が南蛮渡来の密書を盗み出してしまったことから荒唐無稽の逃走劇が幕を開ける。正式タイトルは「劇団☆新感線20周年記念公演豊年満作チャンピオン祭り秋味R 古田新太之丞〜」だとか。
新感線Rなのかネタものなのか判別がつかなかったのですが、バカバカしさ満載、パロディ炸裂、ど派手に魅せる、"いわゆる新感線"な作品ではありました。劇中歌はどれも既成曲を微妙にイジッてるだけだし、コスプレ大会だし、衣装小道具はいつもながら見て楽しいし、本気のおバカはスカッとしていいですね。でも戯曲を読んだだけのときのほうが面白かった気もします。ちと冗長。
羽野アキ初見、可愛いし声はいいしコメディエンヌだし、新感線の看板女優にふさわしい。どうやら劇団にも復帰できたようなのでいつか舞台で見られたらいいなあ。そしてクレジットの声・加納幸和河原雅彦新谷真弓に笑った。ちょ、人選。