ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「新撰組G」


日本/公演中/みやちゆうきのハレ学劇場版(みやちゆうきとハレ学作、みやちゆうき演出)


アイドル戦乱の世、ダメダメアイドルグループ「新撰組」が"誠のトップアイドル"になるべく奮闘する姿を描く。京都大学の学祭時に活動していた演劇ユニット「みやちゆうきのハレンチ学園」が劇場版と名をうっての本公演です、初観劇。
いわばアイドルのスポ根学園ドラマ。幕末を下敷きに、とにかくくだらなさ全開、こっぱずかしさ満載、真面目にアイドルすればするほど笑いが止まらなくなります。奇兵隊の人柱云々の話がわかりづらかったかな。照明機材の豪華さのわりにプランの穴が目に付き、音響はSEがもっとあってもよかった。でも等身大のガ○ダムの仕掛けは衝撃的かつ圧巻。まったくテント芝居じゃないんだから(最高に褒めてます)。
幕末の志士の名前を背負えるだけの役者がいない、というかこれは脚本面の弱さの問題だと思うのですが、やはりトップアイドルを目指す役者にそこは補ってもらわないと。まあ主人公の世古友紀奈の歌声が良かったので。延命聡子が面白さ凛々しさ見せ方でダントツ。