ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ア・ラ・カルト〜役者と音楽家のいるレストラン〜」

日本/'08年公演/高泉淳子作、吉澤耕一演出


クリスマスの夜、フレンチレストラン「ア・ラ・カルト」に訪れる人々の姿をオムニバス形式で描く。'89年に初演されて以来「白井晃高泉淳子陰山泰」の役者陣と音楽監督兼劇中演奏を担当するバイオリニスト「中西俊博」4人を中心に、この年20周年を向えて一段落したショーです。去年メンツを変えて再始動したとか。
先にも書きましたが、演劇というよりかは「ショー」。歌あり演奏あり芝居ありパフォーマンスありトークありの盛りだくさんな、クリスマスをお洒落に彩る作品です。小規模で円形舞台ということで観客との距離が非常に近く、観客席というよりかはまるでディナーショーのような。きっとあの場所にいればもっとそう感じるのではないでしょうか。とにかくお洒落。
白井のウェイターは鼻につきすぎる。キャラと言われればそれまでですが、「王様のレストラン」くらいニヒルがよかったなあ。その点陰山は渋くてカッコイイ。高泉はもともとそこまで好きではないので割愛。