ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「淑女のお作法」


日本/公演中/大阪市立大学劇団カオス(高橋いさを作、ご近所アールデコ演出)


マナーの先生である母親を見返すべく雨の日に知り合った少女を素敵なレディへと変身させようとする青年の物語。『マイ・フェア・レディ』に着想をえた高橋いさをの戯曲を市大の演劇サークルが上演したものです。
劣化版成井豊かと思うような高橋戯曲(失礼!)。少女の心の揺れにキュンキュンしながらもその心の流れが全然よめないのは演出力だけのせいかしらん。新入生が初役者をした公演ともあってフレッシュさを強調した白パネルはあり。でもそんな舞台を活かせてなかったのは残念でした。格子はもっと面白く使える。役者も全体的におとなしめだったかと。まだまだこれからかな。
バーナード・ショーの戯曲「ピグマリオン」から映画『マイ・フェア・レディ』、そしてまた新しいお芝居に。繋がりっておもしろいですよね。