ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ショウほど素敵な商売はない」

ショウほど素敵な商売はない スタジオ・クラシック・シリーズ [DVD]
米/'54年製作/ウォルター・ラング監督


ショウ・ビジネスに生きる家族の半生を描く。
ブロード・ウェイの人気芸人の両親と、ショウの才能に満ちた子供たち。それぞれが自分の道を模索しながら、その世界で成功したり傷ついたり離れたり。それでもタイトル通り「ショウほど素敵な商売はない」といいながら歌い踊る彼らの姿を見ていると自然と心温まります。この映画はまさにホームドラマ。親子間・夫婦間の愛情や子供の成長、七光りへの葛藤に自立。描き方は軽いながらも等身大の人間がそこにいて好感がもてます。
華々しい舞台とその舞台裏の両方に同じくらい重きを置いた作品というのはあまり観たことなかったので少し新鮮でした。