ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ブス・イン・ザ・スカイ」


日本/公演終了/ヨーロッパ仁鶴(延命聡子作・演出)


とある女子の実家に何故か勝手に集まりドラクエ5をやっているサークル仲間、さらに家族総出でのゆるーいバカ話。京都大学の学祭にのみ突如出現する「ヨーロッパ企画」のパロディ劇団、その名も「ヨーロッパ仁鶴」の最新公演です。観劇は去年に引き続き2度目。
くだらない。本当にくだらない。しかし、むちゃくちゃ面白い。去年ほど演技面でヨロ企メンバーに似てはいなかったものの、作品の出来は上でした。ヨロ企の公演『ボス・イン・ザ・スカイ』をもじって『ブス・イン・ザ・スカイ』、「スカイ=空」から「天空」=「天空の花嫁」=「ドラクエ5」、連想ゲームの勝利。もっと突っ込み(ボケ?)をうっとうしく畳み掛ければ更に上田誠らしい作品に仕上がるかと。でも、文句なし。
同時上演の次回公演予告「曲がれ!フォーク」(もちろんヨロ企最新公演『曲がれ!スプーン』より)も爆笑。『冬のユリゲラー』に則りながら『あんなに優しかったゴーレム』も交えつつの野球モノに仕上げるなんて。台詞が聞き取りづらかったのが悔やまれます。それにしてもネット上のどこかに、早めに公演日程がアップされないものかしら。困る。