近畿大学演劇専攻現役生及びOBの有志がアングラ演劇の巨匠唐十郎のもとで演劇を学ぶ「唐十郎演劇塾」による研究発表公演です。『腰巻お仙』は唐が紅テントで初めて打った公演の演目、ということで興味を持って行ってきました。
唐の演劇は泥臭いイメージが強いのですが、今作はそうも思えず。というよりかは、役者が舞台上で"演技"はしているものの"生きて"いない感じがしました。生々しい感じ、溢れ出す何か、そういうものがあまり伝わってこなかったです。ぶっちゃけ観ていてしんどかった。舞台がゴロゴロ動くのは面白かったです、が見せ転が綺麗じゃなかったのが残念。笛やギターが音響頼りだったのも萎えました。
ただ、お仙・美少年役の久保田友理の名前は記しておきます。彼女は一言、凄い。