ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「無鉄砲ピーポー〜砂漠で6万メートル走〜」


日本/公演中/関西学院大学演劇グループSomething


関学の劇団「演劇グループSomething」によるオムニバス2本立て公演です。フレッシュ1回生も何人か出てました。パネルやケコミのつくりが雑だったり音照に首を捻ったりとスタッフワークが少々残念。でもサムシングは役者が上手く面白いので埋め合わせはします。それぞれに感想をば。

『ナンデパンダナンダ』(ジョン・エリィ作・演出)
とある薬物を配布する集団とそれを追う警察の攻防を描く50分ほどの中編。お遊び部分は面白かったけれどそこへの導入が非常にマズく、折角のネタが潰れてる所がいくつも。勿体なかったです。あとイントレタワーにくっついてる布は余計では。ダンスはかっこよかったです。
主役の1回生コンビがなかなかいい味出してました。岡崎ロコは卑怯、OG(だそうです)の意地か貫禄か。

『ぶきようサン』(白鳥阿波弥作・演出)
4パターンの不器用な人々が段々絡み合いながら一歩踏み出していく。つまらなくはなかったのですが、いまいち互いの関係がわかりづらかったです。SWはもっと効果的な用い方もあったのでは。あと、難しいでしょうがあの脚本ならばバンドは是非生演奏でお願いしたい。もっともっとかっこよく良い舞台になると思います。全体的に微妙なマイムが気になりました。せめてピアノシーンは特に音と手の動きが合ってないのが丸わかりなのでもう少し練習すべきかと。歌シーンいいなあ。
サックンマックンは1回生なのですね。荒削りですが面白すぎます。さだじゅん*1が好きです。

*1:関学のもう一つの劇団「Theater Hi-Wind」からの客演でしょうか、去年のシアハイ『サマータイムマシンブルース』で主役はってました。