ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「キサラギ」


日本/公演中/関西学院大学演劇グループSomething(古沢良太作、兎男演出)


粗筋は先日の映画版『キサラギ』の日記参照のこと(→id:totte:20090426)。関学に2つある学生劇団のひとつ「Something」の新入生歓迎公演です。Somethingは初観劇。
映画版より断然良かったです。やはり「キサラギ」は舞台向き。音照に不満もありましたが、役者が全てをカバーする演技を見せてくれたので大満足です。ほぼ出ずっぱりなのに気を抜いたところを見せず、よく動き、ネタ台詞は勿論のこと細かい台詞をもキチンと笑いに変える。素晴らしかったです。欲を言えばカーテンはもっとうまい見せ方があったような。もっとホリゾントみたいになったら良かったのに無理だったのかしら。ラストのオタクダンスはすがすがしくて最高。てかジョジョよ。
あの狭い舞台を狭いからこそ無茶苦茶に使うという演出は好きです。椅子ひとつひとつに個性があって良かった。あと小道具の仕事、敬服。