「プラクティス・プラクティス」
日本/'04年公演/劇団あおきりみかん(鹿目由紀作・演出)
とある公共施設の貸し部屋で、明日に予定されている地域のお祭りの出し物を考える5人ずつの男女の物語。名古屋を拠点に活動する劇団「あおきりみかん」による公演です。以前に劇団員である松井真人と今公演客演のとみィによる2人芝居は観たことがある*1も、劇団による公演は初見。
1つのセットで2つの部屋を表現。舞台奥にある壁を含む入り口が回転し、その隙間を役者が音響に合わせて大げさな振り付けをしながら出ハケする場転はスピーディーで遊び心もあり好きです。円形舞台もそれなりに効果的に使っており、劇場で観てみたかったですね。初めはPiperの『ニコラス・マクファーソン』*2のような構成になるのかな、と思ったのですがそうではなく。これはこれで面白かったのですが、脚本面でもっと絡めて遊べたのでは。途中からオカルト・チックになったのは何故。
役者よりも舞台に目の行く芝居でした。