「バットマン」

米／'８９年製作／ティム・バートン監督

コウモリのコスチュームを身にまとい悪と闘うアメコミヒーローの物語。この夏も新作が公開される人気シリーズの第一作です。
それまでの単純なヒーロー物とは少し違うこの作品。善悪はハッキリしてるものの様々な点で製作サイドがそれをボカそうとしてるのが伝わってきます。例えばバットマンと敵のジョーカーの登場時のＢＧＭ。あるいは両者のコスチュームの色合いや表情。「正義＝明、悪＝暗」というのが一般的なイメージですが、この作品ではあえて真逆に設定されています。その真意は。まあ端折って言うと「見た目は大事ではない」ということを言いたいんじゃないかと。
ティム・バートン作品は何作目でしょうか。この映画がまだ一番観れた気がします。そしてジャック・ニコルソンの怪演が素晴らしすぎる。