ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「チーム・バチスタの栄光」

チーム・バチスタの栄光 [DVD]
日本/公開中/中村義洋監督


成功率60%の心臓手術、「バチスタ手術」を成功し続ける奇跡の医療集団「チーム・バチスタ」。ところが彼らは3例続けて原因不明の失敗をしてしまう。チーム7人の中にいるらしい犯人とは誰なのか、という密室推理映画。原作は「このミステリーがすごい大賞」で大賞を受賞した、現役医師である海藤尊の同名小説。
全体的にイマイチ。そもそも緊迫感がない。また、容疑者である7人は個性派も含めた中々の顔ぶれなのに、上手く活かせきれてなかった。もっと竹内結子との一対一のバトルを見せて欲しかったです。そのために阿部寛はハッキリ言って、邪魔。もったいなかったなぁ。ソフトボールのシーンは完全に余計です。
どちらにしても、別に映画じゃなくてもTVのスペシャルドラマでやればよかったんじゃないでしょうか。緊迫感やら恐怖感やらが描けてないのも、後でTVで流しやすいようにとの配慮じゃないか、と勘繰りたくもなります。そんな感じの映画でした。

↓ネタバレ注意↓
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一度犯人かと思わせてのどんでん返しも不発。先に「これじゃあ終わらんだろ」と思ってしまったので。ラストのタネ明かしは、医療専門的すぎて素直に理解できず。脳とか子供の所とか。条件は全て示されてましたっけ?どうもアンフェアな気がします。
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