ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「開放弦」

日本/'06年公演/パルコ・リコモーションPresents(倉持裕作、G2演出)


どこか違和感のある新婚夫婦、新郎の友人、新郎に思いを寄せる女、東京から来た漫画家夫婦、その編集者の7人の男女のおかしな恋模様を淡いタッチで描く。岸田國士戯曲賞受賞作家である劇団ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕と、パルコ・リコモーションPresentsの全作品の演出を手がけるG2がタッグを組んだ作品です。
大倉孝二ありきの芝居でしたね。あの過剰な演技は自分の想像範囲をはるかに超えており、何をしても何を言っても飽きないです。ぶっ飛んでる。周りの役者もみんな、個性は強いけどでしゃばってなくてGOOD。G2の演出のうまさか。
登場人物たちの想いが各々の会話から少しずつ明らかになっていく過程がおもしろかったです。