ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「白夜」

白夜 [DVD]
伊/'57年製作/ルキノ・ヴィスコンティ監督


ドストエフスキーの同名の原作を基に、惚れた弱みから、一年前に別れた男を忘れられない女に付き合うハメとなった男の物語。主演にマルチェロ・マストロヤンニ、音楽をニーノ・ロータが手がけています。
男がなんとも不憫としか言いようがないです。"女は魔物"とはよく言ったもので、この映画に関して言えば、絶対期待を抱かせる女が悪い。それが純真さから来てるのだから余計タチが悪い。しかも、女の忘れられない君がマストロヤンニよりかっこよければともかく、これがまたなんとも苦虫噛み潰したような顔の男で。"渋い"と言われればそうかもしれませんが、・・・なんか納得いかないなぁ。恋に落ちたら、そんなこと関係なくなるのでしょうが。
それにしても、「それがどうした。」って感じの映画でした。つまらなくはなかったけど、特に面白かったわけでもないです。微妙。