ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「いちご白書」

米/'70年製作/スチュアート・ハグマン監督


いつか君と行った映画がTVで放映される時代になりました。学園紛争の頃のバイブルのような映画だったと記憶しています。アメリカの学園紛争の真っ只中での、ある男の青春を描いた映画。音楽が効果的に使われていました。
構内に立てこもる学生に興味を持ち、好奇心のみで参加する主人公。たぶん紛争に参加していた何割かはそんな人だったのでしょうね。警官に殴られたり捕まったりしても平気な彼が、警官に彼女と引き裂かれそうになると激しく抵抗していたのが印象的でした。
無関心な現在を考えると、日本にもそう遠くない昔にああいう時代があったというのが信じられません。色んな意見はあるとは思いますが、やってる本人たちは楽しかったでしょうねえ。