ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「天井桟敷の人々」

天井桟敷の人々 [DVD]
仏/'44年製作/マルセル・カルネ監督


ついに見ましたよ〜、名作を。しかも映画館で!!白黒や長さ、古さをまったく感じない素晴らしい映画でした。「大アンケートによる洋画ベスト150」(文藝春秋編)で1位・「キネ旬」でベストワンに輝いただけのことはありますねぇ。
何が凄いかっていうと、登場人物の“目”だと思います。大通りで無実の罪の女性を救い、そして彼女に恋したときのバチストの目は逸品でした。豪華絢爛な衣装や建物など、この映画が第二次大戦中にドイツ軍の占領下で作られたなんて信じられません。
ただひとつ言いたいことは、ガラリスが美女っていうにはふけすぎてるところ(笑)。あのころの美女っていうのは肉付きのいい、少し年のいった人のことなんですかね。それともまだ自分が若いからそう思うのでしょうか。確かに綺麗ですけど、彼女。そこが気になって、気になって(笑)