ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「柳家喬太郎 三遊亭白鳥 林家彦いち三人会」

日本/公演終了/名東文化小劇場


めいとう名人会」と銘打った、公共ホール主催による真打ち3人による落語会です。春風亭昇太と4人でユニットを組むなどその筋では知った顔だとか。
2部制で演目は古典と新作入り交じりのたっぷり6本。古典は落とし噺から喬太郎「家見舞い」と彦いち「反対俥」。特筆はトリの喬太郎による人情噺「真景累ヶ淵 宗悦殺し」でした。人情噺は初見。そこまでケラケラ笑っていたのが一転、斬り殺した亡霊の影に精神を病んでいく男の姿をじっくりと描く。声色多彩で、ささやき声も効果的に使いながら、真夏の夜の良い納涼となりました。
新作が少しダレたのは残念でしたが、3人とも外さず面白かったです。