「ざわざわ、ぞわり」
高校演劇部の恩師の早すぎるお通夜に再会したかつての仲間たちが抑えてきた感情を剥き出しにする。関西の「無名劇団」は初観劇です。
初めは他愛無い友達同士の会話だったはずが、大切な存在の人の死によって堰をきったように言葉が溢れ出す。人間の黒い部分を突き付けられ背筋がゾクッとするのは、自分もどこかで同じようなことを考えているからでしょう。説明台詞ではなく核心は想像に任せてくれた方がより「ざわざわ、ぞわり」出来たように思います。
女優陣のぶつかり合い。なのですがもう少しみんな自然体でいて欲しかった台本なのでは。葬儀屋さんは上手く溶け込んでいて良し。