「ゴジラVSメカゴジラ」

日本／'９３年製作／大河原孝夫監督

人類の叡智を集めた究極の兵器メカゴジラを使いゴジラと戦う人間たちの姿を描く。シリーズ二十作目。
煮え湯を呑まされ続けてきた人類対最強の怪獣、という構図がはっきりとした今作。手には負えなかったという結果には終わるものの、悪意のないゴジラに寄ってたかって攻撃する人間のエゴがむきだしになる点は良かったです。ただメカゴジラというロボットに現実味が全く無く。「パトレイバー」が描いたリアリティが少しでも欲しかった。あと、せっかくのゴジラの大きさが感じられないカットは勿体ない。
ゴジラのデザインは格段に良い。それに比べてラドンは残念なままなのが気になります。