日本/'11年製作/犬童一心・樋口真嗣監督
でくのぼうと呼ばれた男が石田光成率いる秀吉軍勢2万に奇策で抗った戦いを描く。犬童と樋口による共同監督作です。
稀代の策士によるあっと驚く作戦を楽しむというよりも、「理想の上司像」の教材VTRのような。普段はうつけだが瞬時に民衆の心を掴む男vs人間としての魅力はあるが大局を見ることができない男。どちらもカリスマ性はあるのだが、ことリーダーとなると大抵前者が勝るのですね。今はリーダーシップと共に"フォロワーシップ"というのもあるとか。良い部下を持つことも良いリーダーの条件です。
野村萬斎のハマリ役。ただ他のキャストはいただけない。上手下手というよりも役に合っていないように感じました。