ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「上りの始発〜丸子組、旅に出る。」

日本/'97年公演/カクスコ(中村育二作・演出)


男6人どさ回りの児童劇団の日常を切りとる。劇団「カクスコ」による公演です。
これまた何も起こらない。心地よいリズムに浸っているうちに終わってしまうのでいいんですけどね。いつ何を観てもカクスコ6人のその日暮らしの生活は羨ましいかぎりです。せせこましく毎日を生きているのが、なんというか、悔しいとでもいうのか。ただその日暮らしを決め込むのも勇気がいることで。劇中では大義名分で逃げてるのかとも言ってましたが、いやいやどうして。それすらも掲げられないことだってありますから。
カクスコ観るのも5本目。毎回ほとんど同じだけど、逆にそれが嬉しかったりするのです。