ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「浅草演芸ホール十一月中席前半」


日本/公演中/浅草演芸ホール落語芸術協会


演劇ではないのですが。東京都内4軒ある定席寄席のひとつ「浅草演芸ホール」昼の部公演で、トリは三遊亭とん馬。寄席は初めてです。
5時間近い上演時間で、落語からコントから講談から18人もの芸人が持ち時間約15分間を彩る。テレビで見るのと異なり、客席とやり取りしながら自分の「芸」を発揮する姿に初めて「芸人」なんだなと納得しました。芸人は客に育てられ、客も「芸」を見る目を育む、大切な場所と時間を共有した気がします。
落語も軽いのが多かったのですが面白いものですね。なにより、芸達者な噺家は「演技」をしてることに驚き。一人なのに一人に見えない噺家がうまい噺家なのでしょう。雷門助六のあやつり踊りが(客席からの野次により)観れたのは幸運なのかしら。