ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「アイ・アム・サム」

I am Sam/アイ・アム・サム [DVD]
米/'01年製作/ジェシー・ネルソン監督


発達障害をもつ父親が児童福祉局に保護され隔離された娘と再び一緒に過すために弁護士とともに奮闘する姿を描く。
イカレたイメージの強いショーン・ペンが7歳児の知能しかもたない大人を好演した作品として有名で、前から興味があったもののどうせお涙頂戴ものだろうと敬遠してました。結論から言えばその通りだったわけですが、親子の愛情というよりも障害をもった男の純粋さに焦点が当てられていた分嫌な臭さが薄れていたのが良かったです。そして最後までうがった予想をしながら観てた自分の純粋じゃなさを反省しました。
ダコタ・ファニングの可愛さは最早卑怯です。そういえば一時期大ブームでしたもんね。これほどまでに徹底して悪い人間が出てこない映画も珍しいのではないでしょうか。