ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「リボルバー」


日本/公演中(大阪千秋楽)/劇団M.O.P.(マキノノゾミ作・演出)


明治初頭の西洋風のホテル、幕末を終え新政府樹立や公民権運動など激動の時代をたくましく生きる人々の姿を描く。来年解散が決定している人気劇団「M.O.P.」による公演です。初観劇。
以前観た作品の印象からかもっと派手なエンタメ活劇を想像・期待して行ったのですが、結構渋い感じの舞台でした。時代は大きく動いたけれど、生きる人間は突然そうも大きく変わらない。しわ寄せが降りかかってきたり生きづらくなる人間もいるにはいる、でもみんな楽しく生活している。そんな切り取り方がステキでした。が、やっぱり少し肩透かし。思い込みって恐いですね。ちょっとテンポもゆるかったかなあ。カーテンコールの生ビッグバンドはかっこよかったです。役者って何でもできるのですね。
客演の北村有起哉、MVP。出てくるだけで何かを期待してしまう、そんなオーラがバンバン出てます。カーテンコールでの扱われ方のひどさも好き。三上市朗はかっこつけよりおとぼけキャラの方が好きだ。