「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」

日本／公演中／神戸大学自由劇場(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作、ケラリー・クイーン演出)

少しずつ頭が巣鴨に近づいていくじいちゃんの、人生を賭けた大脱走が今、始まる(フライヤーより抜粋)。ＫＥＲＡの自伝的戯曲で代表作を神大「自由劇場」が上演したものです。
妄想と現実とが溶け合っている老人の頭の中を覗く感じ。ハチャメチャかつナンセンスな笑いに全編包まれており、「劇団健康」時代のＫＥＲＡ作品らしいストーリー展開でした。役者芝居の部分も多々あったものの、役者がみな個性的で更にやり切ってる感じが伝わってきてとても好感が持てたし面白かったです。音響が好きでした。舞台はもっと遊べた気がします、仕掛けの使い方といい量といいちょっと中途半端だったような。
みのすけ老人役の人の間が素敵。はまのまちおその、ふむ。みのすけ役の人の台詞回しがみのすけ本人ぽかったのは仕様かしら。あとは医者の人が無駄にオーバーな動きで好きです。