ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「エレファントシティのクリスマスキャロル」

日本/'07年公演/大阪市立大学劇団カオス(角田マルタ作・演出)


とある大都市を舞台に、富豪の残した愛娘と街の孤児兄弟とが織り成すクリスマスの贈り物。
演出の見せ方がかなり映画的だと思いました。画面構成を主に考えられているかと。最後はハチャメチャになりますが、設定がクリスマスだとどんな奇跡でも信じてしまえる不思議。
学生演劇を映像で観るのは初めてでした。TVで放映しているプロの舞台のようなカメラワークのない、のっぺりとした映像だったため変な感じが。TVでは見せたい部分をクローズアップしてくれるし、生の舞台では自分の目が自分の見たいところだけを無意識に選んで観ています。それが今回観た映像では一切できず全てが視界に入ってしまうのが違和感の一因かと。