ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「オペラ座の怪人」


日本/公演中/劇団四季(リチャード・スティルゴー/アンドリュー・ロイド=ウェバー作、浅利慶太演出)


もはや説明は不要?と言えるブロードウェイ・ミュージカルの傑作。なんでも日本上陸20周年だとかで特別カーテンコールまで観れてお得でした。劇団四季共々初見。
映画(2004年版)から入った人間として、どうしてもそちらと比べてしまいました。そうなると酷なのが、シャンデリア。作中でかなりの重要度を占めるシャンデリア、今回のも素敵ではあったのですが、いかんせんそれに1億2千万かけた映画版を一度観てしまったらもう。霧のオペラ座の地下を船で漕いでいく幻想的な名シーンもしかり。不本意ですが映画資本と映像マジックには勝てませぬ。。。
でも始まりは舞台の方が好きですね。あの「怪人のテーマ」が劇場に轟いた瞬間の高揚感といったら筆舌に尽くし難いものがあります。そして「マスカレード」も好き。なんだかんだで"生"の魅力も存分に体験できた幸せなひと時でした!