ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「衛星都市へのサウダージ」

日本/公演中/ヨーロッパ企画(上田誠作・演出)


宇宙技術が進み、誰もが宇宙に行ける近未来。新開発中の惑星アルカディアの衛星都市へと向かう宇宙船内の乗客たちが織り成す、いい意味で「どーでもいい」シチュエーション・コメディ。劇団「ヨーロッパ企画」の第24回公演であり、2000年に上演された作品を再演する「バック・トゥ・2000シリーズ」のトリを飾る作品です。
脚本が上田誠にしては甘い印象。伏線といえる伏線はほとんど無く、たまに貼られていてもあまり効果的に使われてなかったです。またヨーロッパらしいくだらないネタも、今回はくどすぎて珍しく鬱陶しささえ感じられました。「宇宙」に気をとられすぎたのかな?内容も盛り上がりに欠けるというかメリハリがなく、全体的にちょっと物足りなかったです。
そんな中一番光ってたのは角田貴志。あのキャラはズルイ!!